読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

現場とコミュニティをつなぐ #devlove

このエントリーは、DevLOVE Advent Calendar 2013「現場」 の31日目です。

前回のエントリーは、@shinyorke さんによる「常に”当事者”であること〜(野球好き)コンサル企業SEの現場論」でした。


はじめまして、せとあずさ♂です。こんなハンドルですが、男です。(笑) Twitterでは @setoazusa です。

#tddbc などの、Developer Testingに関するコミュニティ活動にかかわっています。後、#java_jaです。

 

技術者が育つには、時間がかかる

私は、社会人になってから本格的なプログラミングを始めました。就職したのが 2002年ですから、プログラミングをはじめて10年とちょっと、ということになります。

世間一般ではベテランということになりましたが、ようやっと最近になって、プログラムについてある程度の自信もついてきたかというところもあるものの、それでも自分以外が書いたプログラムを見て、イディオムやパターンに感心したり、過去の自分の設計判断を恥じたり、勉強会でマサカリを投げられたり...と、勉強の日々です。

 

IT技術者のキャリアパスの構図


私も多分に漏れず、転職を重ねて、その中で一歩一歩、スキルアップしてきました。

厚生労働省が平成24年に行った「賃金構造基本統計調査」によれば、IT業界の平均勤続年数は、システムエンジニアで10.7年、プログラマで6.5年です。

全業種平均が11.8年ですので、この数字だけをあげて業界の構造を論じることは意味がありませんが、新卒で入社した企業が、技術者としてのキャリアパスを最後まで面倒を見るようなモデルは、非現実的ですし、そもそも最初から存在していないと、私は考えています。

IT勉強会カレンダーを見て分かるとおり、数多くの勉強会が、コミュニティベースで行われていることは、その裏付けと言えます。


現場とコミュニティをつなぐ


コミュニティに参加している技術者は、日々の生業の場としての現場を持ち、その上で、コミュニティに関わっているわけですが、その現場とコミュニティは、どのような関係にあるのでしょうか。

散見するのが、「コミュニティで語られている理想は、現場では通用しない」「勉強会で元気を得て帰って行くが、月曜日出社すればまた元通り」というものです。

ただ、私は、勤務先だけに依存したキャリアパスというものが成り立ち得ない以上、コミュニティと現場を、しっかりつなげたいと思っています。

コミュニティは、ものごとをわかる人間だけが集まって集まる理想郷でもなければ、自分が現場で受け入られないストレスをはらすための場所でもありません。

特定ドメインに詳しい権威をお呼びして、話を聞くとか、一部の常連さんだけが、ディスカッションに盛り上がるとか、それだけでなく、参加者の一人一人が、現場で抱えている疑問や悩みを、一緒になって解決していくための場でありたいと考えています。

そのためにコミュニティに求められるのは、排他的にならず、メンバーの出入りがしやすいこと、メンバー一人一人がコミュニティのコンテンツの企画に関わることができること、技術的に余りに先鋭でない*1(はやりのキーワードで言えば「ゆるい」)ことだと思っています。

コミュニティに参加していれば、それだけでキャリアアップできるというわけにはいきませんが、技術者が、技術ドメインに強みに持っていることを表明するという意味で、「○○(コミュニティ)に属しています」と名乗ることが出来ること、また、コミュニティに関わっていることが、現場でも評価されるようにしていきたいと思っています。

次回予告

次の出番は、nohdomi さんです。

 

 

 

*1:それとは対に、尖った技術者がマサカリを投げ合う「こわい」コミュニティもありますが、それはそれで楽しいと思いますよ?