Jira Data Center On Azureを試す

このエントリーは、Atlassian(JIRA , Confuence, Trello, Bitbucket)のTips Advent Calendar 2017の4日目エントリーです。

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Microsoft AzureのMicrosoft Azure MarketplaceにはAtlassian Jira/Atlassian Confluenceのアプリが用意されており、Azureポータルのからクリック操作でJira/ConfluenceのクラスターをAzure上で構築することができます。

今回は、この統合を使って、Jira Data Centerのクラスターを、Azure上に構築します。

Microsoft Azure Marketplaceのアプリページからリンクをたどり、必要に応じてMicrosoftアカウントにサインインすると、インストールウィザードが起動します。

ここで、必要に応じて

  • リソースグループ名
  • 初期アカウント
  • ノード数
  • データベースアカウント
  • SSHアカウント設定

の設定を行い、ウィザードの指示に従うと、Jira Data Centerのクラスターのデプロイを開始することができます。

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セットアップが完了すると、以下のような画面になります。

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アプリはJira Data Centerの評価版となります。

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注意が必要なのは、不要になったリソース後始末です。Azureポータルのリソースグループから削除を行いますが、リソースの依存関係のため、 依存関係に従ってリソースを一つずつ削除する必要があります。当方の検証では、以下の順番で削除を行う必要がありました。(リソースグループのprefixが「jira」の場合)

  1. jiracluster
  2. jiranat
  3. jiranatnicpublic
  4. jiranatnicprivate
  5. jiranatip
  6. jiranatosdisk
  7. jirasqlserver(識別子)
  8. jirasqldatabase
  9. jirastorage(識別子)
  10. jiraappgateway
  11. jiravnet
  12. jiraroutesoutbound
  13. jiraclusternsg

検証した結果としては、初期アカウントの設定以外はほぼクリックだけで構築できるため、「構成決め打ちでいいしコストも拘らないからとにかく早く構築」という用途なら使えるのでは、という印象です。ライセンスがData Centerのため検証用途での使用が主になると思われますが、Jira/Conflueceの環境構築に携わる方の参考になれば幸いです。